[アップデート] AWS Batch のダッシュボード表示をカスタマイズできるようになりました
AWS Batch のダッシュボードにカスタマイズ可能なウィジェットを配置できるようになりました。ジョブキューにあるジョブの状態確認などをダッシュボードから簡単に確認できるようになり利便性が向上しました。
個人的に嬉しかった任意のジョブキューの実行結果をダッシュボードに追加できるウィジェットの存在を中心に紹介します。これによりダッシュボードから任意のジョブキューにサブミットしたジョブの実行結果にワンクリックで飛べるようになりました。
なにが変わったのか
従来のダッシュボードのキャプチャです。固定レイアウトで表示できる項目は3つあり、ジョブの概要、ジョブキューの概要、コンピューティング環境の概要の3項目のみの限定的な表示でした。ここから得られる情報は概要だけであり、正直有意義な情報とは言えなかったと思います。
2023年5月4日のアップデート後のダッシュボードのキャプチャです。デフォルトで表示さている項目は同じです。
見た目は代わり映えしませんが、ウィジェットを追加できたり、表示位置を調整できるようになっています。
大きな違いは新たに以下の3項目のウィジェットが追加できるようになり、ダッシュボードをカスタマイズできるようになりました。
- 単一ジョブキュー
- ジョブログ
- Container Insights
なにが嬉しいのか
個人的に嬉しかった新しいウィジェットの単一ジョブキューを紹介します。
よく使うジョブキューを選択します。
ダッシュボードに追加されました。ジョブのステータス毎に件数が表示されるのは、従来のジョブの概要項目と変わりないのですが件数(数字)がリンクになっています。
クリックするとジョブの実行結果が画面に飛ぶことができます!
「え?これだけ?」と思われるかもしれません。従来はジョブの実行結果を確認するときはジョブから毎回ジョブキューを指定しないと確認できませんでした。これが地味に手間です。
新しいジョブの検証しているときは頻繁に実行結果を確認することになるとは思うのですが、既存のジョブキュー数が多いと選択肢が多く選ぶだけでもめんどくさいです。
今回のアップデートでよく利用するジョブキューのウィジェットをダッシュボードに表示しておくとワンクリックで対象のジョブキューの結果を確認できるようになり便利になりました。
デフォルトでは表示されないため、よく確認するジョブキューをダッシュボードに追加すると利便性の向上が期待できます
おわりに
ウィジェットの表示は最大数は10個までとのことです。なんでもかんでも単一ジョブキューのウィジェットを追加すると上限に達する、ダッシュボードが見づらくなると思いますので、よく使うジョブキューを追加しておくと使い勝手がよくなるのでオススメです。